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デジタルマーケティングの知識が身につく4つの勉強方法

初めてデジタルマーケティングの担当になった方の中には、デジタルマーケティング推進のために何をすべきかわからないとお悩みの方も多いでしょう。

デジタルマーケティングとは、Web・電子メール・SNS・動画・スマホアプリなどのデジタルコンテンツやメディアを活用したマーケティングのことで、「デジマ」という略称で表現されることもあります。

この記事では、デジタルマーケティングの勉強方法を紹介。マーケターに求められるスキルや、役立つ資格などについても解説します。

デジタルマーケティングが企業に求められる理由

デジタルマーケティングを学ぶにあたって、なぜ企業におけるデジタルマーケティングの重要性が高まっているのかを知ることは重要です。具体的な勉強方法を解説する前に、まずはデジタルマーケティングが必要とされている背景を紹介します。

Webを中心としたデジタルの普及

デジタルマーケティングが企業で重視されるようになった理由の一つに、Webを中心としたデジタルの普及があります。

近年、インターネットは急速に普及しており、誰もが当たり前のように利用できるようになりました。企業はパソコンを使った業務が中心となり、消費者はパソコンやスマートフォンを通じてECサイトなどで気軽に買い物を楽しみ、SNSで情報収集を行うことができます。

このような流れの中で、企業は従来のマスメディアやDMなどによるマーケティング手法を大きく転換する必要に迫られており、デジタル技術を活用したデジタルマーケティングが注目されているのです。

顧客が情報を入手する方法の変化

顧客が情報を入手する方法の変化も、デジタルマーケティングの重要性を高める原因となっています。

従来の消費者の情報源は、テレビや雑誌、新聞、カタログなどのマスメディアが中心でした。しかし、最近では検索エンジンを活用したキーワード検索から企業のオウンドメディアやブログを閲覧したり、SNSでユーザーの口コミを収集したりと、消費者が自分にとって必要な情報を取捨選択し、能動的に情報を獲得するように変化してきています。

このことから、企業は消費者に対して自社のブランドや商品に対する関心を高め、「この企業から商品を購入したい」と思ってもらえるようなマーケティング施策が求められるようになってきています。

デジタルマーケティングの主な手法とは?

デジタルマーケティングの主な手法を知ることは、マーケティング全般の知識を深め、適切な手法を選択して高い成果を上げるために重要です。

デジタルマーケティングの手法には、SEOやコンテンツマーケティング、メールマーケティング、SNS広告などがあります。ここでは、それぞれの手法について詳しく解説します。

SEO(検索エンジン最適化)

SEOとは、特定のキーワードで検索したときに、オウンドメディアやブログなどのコンテンツを検索上位に表示させるための手法です。「検索エンジン最適化」や「SEO対策」などとも呼ばれています。

SEOを意識したコンテンツを制作できれば、顧客が情報収集を行っているときに、自社の商品にたどり着く機会を増やすことが可能です。

例えば、コールセンター向けのシステムを提供しているIT企業が「コールセンター システム」という検索キーワードでコンテンツを制作したときに、検索結果が1位の場合と10位の場合では、流入数が大きく変化します。結果的に、システムの契約数にも差がつき、売上にも大きく影響するのです。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、消費者のニーズに合わせたコンテンツを制作し、関係性の向上を図ったり、消費者の購買意欲を高めたりするマーケティング手法です。

制作されるコンテンツの例としては、ブログ、動画、ホワイトペーパー、メールマガジンなどが代表的です。

自社のWebサイトを訪れる消費者は、自分にとって有益な情報を得たいと考えています。コンテンツを通して消費者にとって有益な情報を提供することにより、信頼関係を構築し、商品の購入につなげるのがコンテンツマーケティングの考え方です。

メールマーケティング

メールマーケティングは、メールを活用して自社ブランドや商品・サービスの魅力を伝えたり、お得な情報を発信したりして購買に結びつけるデジタルマーケティング手法のひとつです。

メールマーケティングは、前述のコンテンツマーケティングの一種でもあるメールマガジンだけでなく、顧客の状況や行動に応じて自動的に情報を配信するといった方法もあります。

メールマーケティングを実施することで、ユーザーとの接点を増やし、自社との信頼関係の構築につなげられます。

SNS広告

SNS広告とは、SNS上に自社ブランドや商品・サービスに関する広告を出稿し、ユーザーの認知度を高めることを目的としたデジタルマーケティングの手法です。近年では、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSに広告を出稿する例が多いでしょう。

数あるWeb広告の中でもSNS広告は、タイムラインと呼ばれるユーザーによる投稿の合間や、フィードと呼ばれるアプリを立ち上げて最初に表示される画面に表示させることができます。自社商品やサービスをまだ知らない潜在層にアプローチすることができ、また投稿画面に広告が自然に表示されるため消費者から受け入れられやすいといったメリットがあります。

マーケティング担当者に求められるスキル

デジタルマーケティング担当者は、ITやデジタル技術を活用してマーケティングを行い、新規顧客の獲得やリピーターの育成、売上向上などの実現を目指します。ここでは、デジタルマーケティング担当者に求められる5つのスキルについて解説します。

マーケティングに関する知識

デジタルマーケティング担当者として活躍するためには、大前提としてマーケティングに関する知識が必要不可欠です。KPI、セグメンテーション・ターゲティング、LTVなどのマーケティング用語の理解はマーケティング担当者として必須といえます。

また、マーケティング戦略の立案に欠かせないのが、市場分析を行うためのフレームワークの活用です。3C分析や4C分析、PEST分析やSWOT分析などの理解を深める必要があります。

情報収集や分析する能力

デジタルマーケティング担当者には、情報収集を行う能力や、収集した情報を分析する能力も必要です。

マーケティングの効果を最大限に高めるためには、マーケティングの対象となる顧客の情報を詳しく知らなければなりません。顧客の興味・関心や購買履歴、会員登録情報など、多種多様な情報を収集し、その情報を分析した結果をもとに、顧客の購買意欲を引き出すようなマーケティング施策を打ち出すことが大切です。

ただし、マーケティングを行うための時間や予算は限られているため「必要な情報を絞り込み、正確かつ素早く収集・分析すること」が重要です。

コミュニケーションスキル

マーケティングの仕事では、社内外のさまざまな人とコミュニケーションを取る機会があります。BtoBとBtoCでコミュニケーションの相手に多少の違いはありますが、社内においては営業部門やインサイドセールス部門、企画部門、社外であれば、ベンダーや外部の支援企業、自社の顧客、潜在顧客など、多様な立場の人と良好な関係を築かなければなりません。

そのため、デジタルマーケターとして活躍するには、高いコミュニケーションスキルを身につけることが大切です。社内外の人と密なコミュニケーションを取ることで、適切なマーケティング施策を展開しやすくなります。

広告に関する知識

広告に関する知識も、デジタルマーケティング担当者にとって必要不可欠です。

自社ブランドや製品の認知度を拡大したり、既に関心を持っている人に購入を決意させたりするために、Webを通じた広告配信は効果的な手段のひとつです。

どのような広告を配信すればターゲットに響くのか、どういった媒体に出稿すれば興味を持ってもらいやすいのかを正確に判断する必要があります。また、コストパフォーマンスを考慮しながら運用できることも大切です。

未経験におすすめのデジタルマーケティング勉強方法

デジタルマーケティングの勉強を始めようと思っても、具体的にどのような方法があるのかわからないという人も多いでしょう。

未経験者におすすめのデジタルマーケティングの勉強方法として、本を読む、Webサイトで情報収集する、オンライン動画を視聴する、外部研修を受講するといった方法があります。ここでは、これらの4つの勉強方法について、詳しく解説します。

1.本を読んで基礎を理解する

本を読んでマーケティングの基礎を理解する方法は、効果的な勉強方法のひとつです。本は1冊の中にマーケティング業務に必要な情報がまとまっているため、効率的に必要な情報を学ぶことができるというメリットがあります。

本を活用してマーケティングの基礎を勉強するなら、具体例や実例が織り交ぜられたストーリー形式のものを選ぶと初めての人でも理解しやすいでしょう。難しい内容の本を選んでしまうと、初心者には理解しにくく、勉強が長続きしなくなる可能性もあるため注意が必要です。

2.Webサイトで情報収集し知識を深める

Webサイトで情報収集し、デジタルマーケティングの知識を深める方法もあります。インターネットに接続できる環境があれば、今すぐにでも始められる手軽さや特定のカテゴリに特化した情報を収集できる点が魅力です。ただし、いくつかの注意点があります。

デジタルマーケティングに関する情報を取り扱っているWebサイトは膨大に存在し、その中から自分が求めている知識を的確に探し出すことは困難です。また、記載されている情報が必ずしも正しいとは限らないため、正しい情報を選別するためのスキルも必要になります。

最初からWebサイトの不確かな情報を頼りにして勉強するよりも、まずは初心者向けのデジタルマーケティングの本を読み、基礎知識を把握することをおすすめします。

3.オンライン動画学習サービスを活用する

オンラインの動画学習サービスを活用し、デジタルマーケティングの勉強を進める方法も有効です。動画は文字や映像、音楽などさまざまな情報で表現されているため、本やWebサイトの情報だけでは理解しきれなかったことを学ぶ上で役立ちます。

無料コンテンツは前述のWebサイト同様に正しい情報とは限りません。専門性の高い知識や応用力が求められる知識も学べる有料コンテンツを視聴することをおすすめします。

4.外部の研修を受ける・講座に参加する

ここまで紹介した3つの方法の他に、外部の人材育成研修を受けたり、デジタルマーケティング講座に参加したりする方法も効果的です。外部研修や講座を利用するメリットとして、プロの豊富な知識や経験をもとに、短期間でデジタルマーケティングの知識を習得できることが挙げられます。

本やWebサイト、動画学習サービスは基本的に独学になるため、わからない部分が出てくると自分だけで解決することが難しく、挫折しやすいのが難点と言えます。外部研修や講座を利用すると疑問点をその場で解決できるため、スムーズな理解と確実な定着につながります。

外部研修や講座を選ぶ際のポイントは、「実務に並走しながらノウハウを提供してくれるか、実務に活用できるか」です。実務の中でデジタルマーケティングを学ぶことで、現場で即戦力として活躍できる人材を短期間のうちに育成できます。

外部の人材育成プログラムを利用するなら、マーケティング人材育成プログラムの「DX BOOSTER」がおすすめです。実践を交えたプログラムを活用し、未経験から始めてもわずか6か月で現場に通用するデジタルマーケターを育成します。

デジタルマーケティングの勉強につながる資格

デジタルマーケティングの勉強をするにあたって、資格の取得は有効です。また、本などを通じて学習した内容を活かすことで、資格取得につなげることもできます。ここでは、デジタルマーケティングの勉強につながる資格を4つ紹介します。

1.ITパスポート

ITパスポートとは、IPA(情報処理推進機構)が主催する国家資格で、取得することでITに関する基礎知識を証明できます。

企業・法務や経営戦略などの「ストラテジ系」や、プロジェクトマネジメントに関する「マネジメント系」、ITやシステムの基礎知識を問う「テクノロジ系」の3つのカテゴリからバランスよく出題されるので、これからデジタルマーケティングを学び始める人におすすめです。

受験方法はコンピューターを使って実施するCBT試験なので、任意の会場と日付を選んで受験できる手軽さもメリットです。

2.ウェブ解析士

ウェブ解析士は、デジタルマーケティングを通じて事業を成長させる人材を育成する目的で開催されている、一般社団法人ウェブ解析士協会が主催している試験です。

同協会が用意する「ウェブ解析士認定試験公式テキスト」を通してデジタルマーケティングに関する基礎知識から応用知識まで学べるため、Webマーケティングに興味がある人に特におすすめです。希望者には、任意で受講できる「ウェブ解析士認定講座」もあります。

試験方法はCBT方式で120分50問の4択問題です。結果がその場でわかるため、待ち時間が少ない点がメリットです。

3.SNSエキスパート検定

SNSエキスパート検定とは、一般社団法人SNSエキスパート協会が主催する、企業や団体向けの試験です。企業や団体におけるSNS活用の知識やスキル、具体的な活用方法などを学べる検定プログラムとなっているため、企業内でSNSを活用したデジタルマーケティングの実施を検討している場合に適しています。

試験には初級と上級の2種類があり、初級ではSNS活用に必要不可欠な用語や考え方、利用時の注意点など、基礎知識が問われます。上級では、KGI・KPIの設定方法や広告配信の考え方、コンテンツの製作方法など、より踏み込んだ内容への理解が求められます。

4.マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会が主催する、ビジネスにマーケティングを活用する人向けの試験です。特定の業種や業態を問わない、各業界で必須となるマーケティング知識を学び、ビジネスで役立つ知識を活かせます。

試験は年4回実施されており、試験に向けた事前対策講座の受験も可能です。受験者の割合は20代と30代が大半を占めており、これからマーケティングの知識を身につけたいと考えているビジネスパーソンが主流と考えられます。受験している人の主な業種は、IT系やサービス業、製造業などさまざまです。

デジタルマーケティングの実践を通して学んだことを身に付けよう

インターネットの普及やIoT・AI技術の発展により、ユーザーが情報を収集する媒体はマスメディアからWebへと大きな転換期を迎えています。このことから、企業におけるデジタルマーケティングの重要性はますます高まっているのが現状です。

デジタルマーケティングを勉強する際は、本やWebサイト、オンライン動画学習サービス、外部研修プログラムなどがあるため、自社の状況や社員のスキルによって適切なものを活用すると良いでしょう。ITパスポートやウェブ解析士などの資格取得のための勉強もデジタルマーケティングの知識を深める上で役立ちます。

効率的に素早くデジタルマーケティングのプロを養成するなら、外部研修プログラムの「DX  BOOSTER」を活用する方法が効果的です。DX BOOSTERは実際に自社で使用しているWebサイトやデータを題材にしたカリキュラムになっており、現場ですぐに使える実務的なスキルを身につけられます。

コンサルタントが並走しながらサポートするため、これからデジタルマーケティングを勉強する未経験の方でも安心してご利用いただけます。

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