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株式会社MWV

「社長、これで終わりですか?実際に行動したいです。」<br>全社員で挑み「自発性」という変化を得たマーケティング思考研修とは キービジュアル

「社長、これで終わりですか?実際に行動したいです。」
全社員で挑み「自発性」という変化を得たマーケティング思考研修とは

奈良県で30年以上にわたり映像制作を行う株式会社MWV様。確かな技術力を持つ一方で、「技術だけでは生き残れない」という危機感と、「社長一人ではなく、社員みんなで創る会社にしたい」という組織への思いを抱えていました。 今回、シナジーマーケティングの「マーケティング思考研修」を全社員で受講。なぜ映像制作会社がマーケティングを学んだのか、そして研修を通じて社内にどのような変化が生まれたのか。代表取締役の森脇様と、プロモーション事業でディレクターを務める若井様にお話を伺いました。

写真左より

森脇 正文 氏
株式会社MWV 代表取締役

若井 なぎさ 氏
株式会社MWV ディレクター/エディター

中松 大貴
シナジーマーケティング株式会社 DX事業部 セールスグループ

藤井 絵美子
シナジーマーケティング株式会社 DX事業部 クリエイトグループ コンサルタント

※部署名・役職は取材当時(2026年2月)のものです


2代目が社名変更に込めた決意。「自分1人が引っ張る会社」からの脱却

森脇氏 私たちは1992年の創業以来、奈良県で地域密着の映像制作を行ってきました。事業の柱は大きく2つ。「子供たちの思い出事業(幼稚園の行事記録など)」と、企業のPRや行政の記録を行う「プロモーション事業」です。 父の代から続く会社で、以前は「株式会社森脇ビデオ企画」という社名でした。しかし、時代とともに「ビデオ」という言葉がVHSテープのような古いイメージを持たれがちであることや、スタッフが増える中で「自分だけの会社にはしたくない」という強い思いがありました。
さらに、奈良県には映像制作を志す若者の受け皿となる企業が少なく、多くが大阪へ流れてしまいます。地場のスタッフで映像を作る環境を守り、地域に必要な会社としてあり続けたい。そのためには、私1人が引っ張るのではなく、社員全員が「自分たちの会社」だと思えることが重要だと考え「株式会社MWV」へと社名を変更しました。

映像技術だけでは選ばれない。現場が感じていた危機感とマーケティングの出会い

中松 社名を変更されて間もなく、弊社と展示会でお会いしたのが始まりでしたね。その当時のことを教えてください。

若井氏 はい。当時、私は制作現場にいながらモヤモヤしていました。「依頼されたものを作るだけでいいのか?」「本当にお客様が求めていることは何なのか?」と。そんな気持ちの中、 展示会で周りを見渡すと、Web制作や広告など「映像+α」の提案ができる会社がたくさんあり、「映像技術だけでは、この先選ばれなくなる」という危機感を抱いていました。そんな時にシナジーさんのブースで声をかけていただきました。

中松 若井様にマーケティング思考研修を提供しているとお伝えしたところ、とても興味を持っていただいたことが印象的でした。

若井氏 私たちが取り組んでいるマーケティング活動としてInstagramをお伝えした時に、それを例に、「Instagramのテクニックの前に、なぜお客様は御社を選びたいのかを理解することが重要」と、手段ではなく顧客理解を深めなければ正しい判断が出来ないと言われ、とても納得したのを覚えています。

社長へ直談判!実施を決めた要因とは

森脇氏 市場調査や協業先を探しに展示会に行っていたはずの若井が帰社後すぐに「みんなで研修を受けたい」と言ってきた時は驚きました(笑)。
でも、話を聞いていくうちに、「誰に、何を、どのように届けるか」という映像制作のプロセス自体が、実はすべてマーケティングそのものだと気付き、営業担当だけでなく、現場で映像を作るスタッフ全員に必要な「必須の知識」だと確信しました。

中松 お打ち合わせを通して御社の体制や業務の状況にあわせて今回のプランをご提案させていただきました。マーケティング思考を学ぶ重要性の部分以外で決め手になった部分はありますか?

森脇氏 「助成金を活用できる」という私たちの企業規模にあわせて無理なく導入できるプランがあったことや、マーケティングの知識が無い私たちに合わせて伴走してくれる安心感があったことも研修実施の決め手でした。

本や動画では得られない双方向の研修

藤井 社員全員でマーケティング思考研修を受けていただいたのはとても大きな財産になったのではないかと思います。研修では、最初にマーケティングというものを体感していただくワークショップに取り組んでいただきました。その後、御社の事業やお客様を題材に、マーケティングのフレームワークの使い方を学んでいただきましたね。

藤井 まずはマーケティング体感研修(ワークショップ)で記憶に残るエピソードについて教えてください。

▼マーケティング体感研修のテーマ例

マーケティング体感研修

若井氏 対面で実施していただいたのがすごく良かったです。本や動画を見るだけでは頭に入ってこない部分も、講師の方との掛け合いやワークを通じて体感的に学べました。また、普段の業務とは違う視点で意見を出し合うことで、「この人はこんなふうに考えていたのか」と、メンバーの内面や価値観を知ることができ、相互理解も深まりました。

藤井 お役に立てて嬉しいです。事前に控えめな方が多いとお伺いしていましたが、いざワークショップが始まるとみなさん活発に意見を出されていて、私自身も楽しませていただきました。

若井氏 いつも社内会議ではあまり意見が出ないのですが、このワークショップでは講師の方の上手なファシリテーションがあったからだと感じています!意見の引き出し方や言いやすい環境づくりはもちろん、その意見に対して講師の方からコメントをいただけるといった一方通行ではない雰囲気づくりに、さすがだなと感じました。

実業務を題材に。自社の強みと課題を再発見

藤井 マーケティング体感研修(ワークショップ)の次に、フレームワーク実践研修に取り組んでいただきましたね。ここでは6つのテーマに対してマーケティングのフレームワークを活用しながら自社について整理いただきました。この研修でも印象に残るものはなにかありますか?

▼フレームワーク実践研修のプログラム内容

フレームワーク研修

若井氏 3C分析などで他社分析をしたことは良いきっかけになりました。「ここが私たちの強みだ」と改めて気づけましたし、逆に「お客様が求めているのに、私たちが発信できていないこと(ギャップ)」も明確になりました。
他にもカスタマージャーニーを作成する際に、お客様を設定するのですが、子供たちの思い出事業ではお客様は保護者なのか、園なのか、子供なのか……と悩みました。「お客様」と一口に言ってもいろいろな視点があると気付けたこと、その議論をメンバーとできたことも収穫の一つです。

森脇氏 誰がお客様なのか、という点については私も長年考えていたことでして、それをメンバーが考えてくれるようになった、そういった機会を得られたというのはとても大きなことだと感じております。

藤井 フレームワーク実践研修を通して見えてきた強みや課題に対して、「Webサイトに載せてはどうか?」「採用ページを用意すべきでは?」など具体的な手段のお話まで自発的にでてきたのが印象的でした。単なる学びで終わらせず、実務に活かそうとされている様子は本当に素晴らしいと感じました。

共通言語と提案力を獲得

中松 研修を一通り終え、なにか変化などありましたでしょうか?

若井氏 全員でマーケティング思考研修を受けたことにより、マーケティングに関する共通言語ができたことは大きな変化です。「ターゲットはこういう人だから動画はこうして欲しくて…」など目線が合った状態で会話することができるようになりました。
また、個人的には企画書や提案書を作る際に自然とマーケティング思考を取り入れられるようになり、根拠や論理的な説明をしながら提案することができるようになりました

森脇氏 若井の企画書を確認することがあるのですが、上がってくる企画書の精度は格段に上がっていると実感します。

中松 研修でお伝えしたことを実務でも活用されているというお話が聞けて、大変光栄に思います。

中松 今回の研修を通じてさまざまな気づきがあったかと思いますが、もし他の企業様にこの研修をお勧めするとしたら、どのような状態・業種の企業にふさわしいとお考えですか?

森脇氏 大きく言うと全ての会社に必要だと思います。人口減少によって市場がどんどん小さくなっていく中で、今までのやり方や既存の仕事だけでは企業として存続していくのが難しくなります。だからこそ、新しい価値を知ってもらうための「マーケティング」は、業種を問わず絶対に必要になってくると考えています。その上で、特に私たちのようなクリエイティブ関係など、「新しい価値をちゃんと届ける必要がある会社」には、さらに必要不可欠になってくると感じています。

研修はゴールではなくスタート。「実際に行動したい」と社員が社長に直談判

中松 研修後にメンバーの方から森脇様に要望があったと聞きましたがどのような内容だったのでしょうか?

森脇氏 実は研修終了後、社員から「これで終わりですか? せっかく学んだので次につなげたい、実際に行動したい」という声が上がりました。これは私から意見を求めたのではなく自発的に出たもので、正直驚きました。
研修後は今まで見えていなかった課題が分かるようになったこともあり、次のアクションに対して意欲的になれたのだと思います。

みんなで創る「MWV」へ

中松 最後に今回の研修は、森脇様が社名変更に込めた「みんなの会社にする」という思いの実現にも繋がりましたでしょうか?

森脇氏 大きく繋がりました。リップサービスではないですよ(笑)。本当に一歩大きく進んだと感じています。みんなが意見を言える環境ができたことが何よりの成果です。自分たちだけでは難しかったことですが、プロに入ってもらうことでその土台ができました。

若井氏 ワークショップの中でたくさんの「問い」を投げかけられたことで、「自社の強み」や「この映像はどうあるべきか」をみんなが考えるきっかけになりました。これは「自分たちの会社」を考える第1歩になったと思います。

森脇氏 今後はこの学びを活かして、お客様に新しい価値を届けていきたいです。実務の中でペルソナ設定などに悩むこともあると思うので、シナジーマーケティングさんには引き続き、壁打ち相手や伴走役をお願いしたいですね。

中松 もちろんです!私たちは研修会社ではなく、マーケティングのプロ集団ですので、成果が出るまでしっかりと伴走させていただきます。本日はありがとうございました。

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